築100年の古民家リフォーム

ご見学可能 随時受付ております。
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既存の天井を解体すると、100年前の囲炉裏やかまどの煤で真っ黒になった天井が姿を現しました。
竹で編んだ天井は、煙が天井裏へ抜けるようになっていたのでしょうか。今となっては分かりません。
竹天井の上側は、土壁と同じような土で塗り固められており、2重構造になっていました。
断熱材の役目?昔は天井裏に茶葉や穀物などを保管していたようです。

煤が、樹脂になって梁や竹にくっついておりましたが、数十年の埃は手ごわかった。
きれいに掃除して、見せる天井になりました。
大工さんは、真っ黒に・・・・。

この100年古民家、先代社長の家です。
平成30年7月西日本豪雨災害の時に罹災しました。
今も先代の妻と娘(筆者)が暮らしています。

災害で家屋北側の擁壁が倒れてきたため、北面の柱は折れており、家全体がゆがんだ状態でした。
建て替えか修繕かの選択が必要でしたが、せっかくの古い材木たちを捨てるのはもったいないと思い、大規模修繕を行うことになったのです。

折れた柱を撤去して、新しい柱や梁・桁を入れました。
梁の一部は、シロアリの食害でご覧のとおり。
荷重に耐えられないものは差し替えたり、継いだりして強度を確保しました。

第1段階の工事はここで終了。
数か月はこのままだったでしょうか。

その間に柱や梁も落ち着いてきたので内外装工事に取り掛かり、この度完成しました。
家主の希望は、対面キッチン・薪ストーブ・パントリー・家事室をつくること。
希望が形になって、とても快適に過ごしています。

木の香りがする、落ち着いた空間をご見学いただけます。ぜひお立ち寄りください。

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